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緊急災害時の水について

人間の体が必要とする水分の量は1日約3リットルです。食事からの水分が取りにくくなる災害時こそ「いのちを守る水」が必須となります。命をつなぐには最低3日分、望ましいのは1週間分以上の備えが必要と言われており、家庭での備蓄が大切です。しかし、一般家庭の備えは心もとないのが現状です。大手飲料水メーカーが2014年に行ったアンケートでは、賞味期限の管理が難しいとの理由でミネラルウォーターの備蓄がゼロの家庭が約半数にものぼりました。

日本は上水道が98%と普及しているため、私たちは安全な飲み水が手に入るのが当たり前と思われていますが、決してそうとはいえません。阪神・淡路大震災でも上水道が分断され復旧に予想外の時間を費やし、上水道を水源とした給水車による配水だけでは飲料水の確保に十分な対応はできませんでした。また、過去の災害時においては飲み水が汚染され、伝染病が蔓延し多くの人々が危険にさらされまし た。つまり、地震、台風、洪水のような災害時に必要不可欠なことは、「生命の源」である安全な飲み水の確保です。(災害時の安全な飲用水の判断方法として日本水道協会「震災等の非常時における水質 試験方法」があります)

災害そのものは防げなくても、その後の「生命の安全」は備えがあれば防げるものなのです。
災害時には上水道以外の水を利用することが必要となり、その水源は河川や湖、地下水、避難所となる学校のプールです。クリスタルヴァレー災害用浄水器はそれらの水の飲料水化を可能とします。(原水の汚染度によっては、飲料水に出来ない場合もあります。詳しくはお問い合わせください。)

【阪神・淡路大震災時のライフライン】
阪神・淡路大震災の時、神戸朝日病院では、発生から数週間で約1,000人の来院がありましたが、水道のインフラが途絶えたためトイレの水を流すことができず、伝染病の発生が危惧されました。当時、病院では1階のトイレだけがボランティアの方々の協力により水を搬送する事ができ、糞便の処理が可能でしたが、入院患者の衣服やシーツの洗濯ができないため、血液や失禁の処理ができず不衛生な状態が続きました。また、緑膿菌が原因と思われる肺炎・気管支炎患者も増えました。緑膿菌はウォーターバクテリアとも言われ、広く自然界に存在しています。健康な状態であれば影響はありませんが、震災などで体力や免疫力が低下すると敗血症や肺炎などを引き起こす原因となります。特に、幼児や老人に対しては危険な細菌です。さらに緑膿菌は水道水の50倍以上の塩素がなければ殺菌できません。阪神・淡路大震災での死者・行方不明者は約6,400人。その内、震災後に肺炎などの関連死で亡くなられた方は約900人にもなりました。

【今後の災害対策】
近々発生すると懸念されている南海トラフ大地震は、30年以内に発生する確率が70～80%といわれ、阪神・淡路大震災のマグニチュード7.3よりも強いマグニチュード8～9クラスの大地震になると政府(地震調査研究推進本部)が警告し発表しています。クリスタルヴァレー災害用浄水器なら、有事の際に上水道以外の水を浄水し、きれいな水を確保することができます。その場で浄水して、他の方たちにもクリスタルヴァレーの水をわけてあげてください。