研究・開発

  ニューメディカ・テック株式会社 代表取締役社長 前田芳聰

安全で安心できる飲料水の確保が困難な、数々の地下水汚染地域の井戸水を水道水よりもきれいな水にできる浄水システムを開発。さまざまな地下水汚染地域で補助金の出る浄水器として認定されている。さらに、保育園などの乳幼児の施設で井戸水を使用している地域の浄水システムとして、日本で初めて平成10~15年まで、厚生省乳幼児対策助成金浄水器として認定を受ける。「緊急災害用小型軽量可搬式全水域対応型飲料水製造装置」の開発に対して、第2回「ものづくり日本大賞 製品・技術開発部門」優秀賞を受賞。

■先端膜工学センターとの共同開発をすすめています

d_08045682神戸大学 先端膜工学センター
センター長 最先端膜研究 松山 秀人教授との共同研究

国内唯一「膜」だけを研究する国立大学です。
その技術はトップクラス。
現在、当社とFO膜「正浸透膜」による海水淡水化を共同研究、開発中です。

 

 

 

■なぜ、ニューメディカ・テックを興そうと思ったのか。

KQ073_350A染された水を飲むことが原因で世界中の子供たちが8秒間に1人亡くなっています。しかし、信じられないかもしれませんがわが国でも水道が整備されていないためわき水や井戸水、雨水を利用している人たちが140万世帯もあり、水道水質基準では飲めない水を飲んでいます。この事が分かったのが水質分析器の専門メーカーで水道部門の分析器担当セールスエンジニアとして勤務している時でした。水道未普及地帯の飲料水質の悪さに驚愕し本当に何とかこの人たちのためにも貢献したいと思い起業の準備をしている時あの阪神大震災が発生し6,432人の死者が出ました。しかし、その後の調査で水が起因で亡くなった間接死(肺炎や敗血症など)の方が1,000人以上にものぼり、ますますその思いが強くなり、その年の4月「人の生命はきれいな水でこそ救える」と痛感し、水の浄化こそ私のやるべき仕事と悟りニューメディカ・テック(新しい医療技術:ニューメディカル・テクノロジー:NewMedicalTechnology)と名前を付け会社を設立しました。

■浄水器の現状を憂う。

JN002_350A水の専門家と称する人たちにまともに浄水できない浄水器を推奨され、地下水汚染地域の人たちが、それを信じて間違った浄水器を買ってしまうことがほとんどです。このことはなんとかしなければと今も痛切に感じています。浄水器という以上は水に溶解している有害物質が本当に除去できなくてはならないのですが、今市販されている浄水器の多くは除去能力が低いものが多数を占めています。

■技術の壁に当たった時、どのように考えていたか。

in_big_7水の浄化では最先端と考えていた日本で、薬品などを大量に投入して浄化する、いわゆる「力」でねじ伏せる浄水技術ばかりが発展し、家庭用に使用できる浄水技術はアメリカや欧州、韓国などとは比較にならないほど遅れ、完全に取り残されていました。そのため日本(高温多湿電気トラブル・井戸水の水圧や水質の大きな変動・火山列島のため多種の金属汚染・地下水汚染は過疎高齢地域で発生・過疎地への産業廃棄物の不法投棄による有毒化学物質汚染)で使えるようにするためには信じられないほど多くの壁にぶつかりました。しかし、多くの水道未普及地帯では農薬の混入や有毒化学物質、病原性微生物汚染が深刻であり、その地域の人たちは信じられない病気に侵されていることが多く「水がきれいでなければ病気の発生は食い止められない」「誰もやりたくない汚染地下水でも浄水する会社が日本にも必要不可欠」の思いで技術の壁が出てきてもあきらめないで、安心・安全な水を提供できる浄水専門会社として今も汚染地下水に立ち向かっています。

■JAXAとの出会い。

utyuu数々の地下水汚染地域の井戸水を水道水よりもきれいな水にできる浄水システムを開発し、日本で初めて、弊社の浄水器が厚生省乳幼児対策助成金浄水器として認定(平成10~15年まで認定されていました)を受けたニュースが出たとき、宇宙航空研究開発機構JAXA(ジャクサ)の前身、航空宇宙研究所(科学技術庁)の閉鎖系水再生化浄水システムの主任研究員の小口先生と出会い、浄水器の開発をさらに進めることになりました。  

  ■今後、世の中にどのような事が必要なのか。

JN154_350A今も汚染された水を飲むことが原因で世界中の子供たちが8秒間に1人亡くなっています。地球温暖化にともない気候変動は、ますます考えられないような変化を引き起こすと思います。水資源の枯渇、地震災害や津波、大潮、集中豪雨、ハリケーンの来襲、大水による濁水など、飲料水の確保も非常に困難になることが予想されています。このような中でいかに安全・安心な水を確保するかについて、世界ではとても重要な課題になっています。日本は古来より豊葦原の瑞穂の国とよばれているとおり「水」には不自由しない国でした。今まで私たちがこの国で生まれ育ってきたことを感謝し、これからは世界の人々にも「きれいでおいしい水」を提供し、さらなる貢献をしていきたいと考えています。

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おいしい水との出会い クリスタル ヴァレー浄水機