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宇宙の水はコップ1杯30~40万円。

人類は初めて月面に降り立ってから40年。いまや国際宇宙ステーションがあり、月や火星など移住の可能性のある星に基地を作る時代に突入しています。宇宙用に開発されたさまざまな技術が民生用に転用されるなど私たちの生活になくてはならない技術になっています。 日本での宇宙開発は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)で行っています。ここで開発されている技術のひとつに、宇宙ステーションや惑星基地向けの浄水と有 機廃棄物の処理システムがあります。この開発を行ってきたのがJAXA総合技術研究本部 宇宙先進技術研究グループ 主任研究員の小口美津夫先生です。 「宇宙では水1杯が約30~40万円もするんですよ。」 と、まず驚きの事実を教えてくれました。 人間が生活するために必要な酸素や水、食料などは地球からすべて輸送されています。つまり宇宙生活に必要な物資すべてに莫大な輸送コストがかかっていま す。その貴重さは地球上の比ではなく、使用にも当然制限があり、もちろん飲料水のみならず歯磨き、とくに洗髪、シャワー、洗濯などは制限どころか不可。そ の不自由さは想像に難くない。 「今、宇宙ステーションで使用されている水はスペースシャトルやプログレスで運ばれていますが、コストはもちろん、もし宇宙船で水を運ばなければ、完全な 飲料水不足です。足りなければ空調凝縮水の再生水もありますが、宇宙飛行士によればそうした水はヨウ素が添加されていて、とてもおいしくないらしいんです ね。宇宙空間での飲料水価格は、ロシアのプログレス輸送船で運ぶと、コップ1杯30万円、NASAのスペースシャトルで運ぶと、コップ1杯40万円かかり ます。

日本生まれの技術が生命維持の根幹を担う日は近い。

宇宙では地球上で積極的に行われている微生物による分解は、宇宙放射線による変異の危険があり期待できない。生き物が行うことゆえに不確定危険要素 が多すぎるためといわれています。こうした話をきいていると、宇宙で過ごすとは、まさに限りある資源をひとつも無駄に出来ないと分かります。それは地球で も同じことです。 「地球の表面は70%が水で覆われていますが、飲める水は0.001%しかありません。いまの状況が続けば70年後には40億人が水不足という予想結果も出ています。」 そのため安全でおいしい水づくりと有機廃棄物の処理システムが宇宙よりも1歩先んじて地球上で使われはじめています。浄水器ではまず汚水の金属成分や有害 物質などを吸着性能のある物質に付着させて除去。その後1,000万分の1ミリの穴をもつ膜を通すことでミクロ単位の有害物質を除去。その後安全なミネラ ルを加えるという仕組みです。消費電力も少なく、小型化できることもこの浄水システムの特徴で、現在、ニューメディカ・テック株式会社の家庭用浄水器に唯一、応用されています。 宇宙ステーションという特殊な閉鎖空間での生活を実現するためには、有機廃棄物や廃水を効率よく安全に 処理し再資源化することが、最も重要な開発テーマになっています。 弊社は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「宇宙オープンラボ」制度において、「有機 廃棄物及び有機廃水の再資源化システム」を特許化。有機廃棄物や廃水を効率よく、短期間で完全無公害に処理し、飲料水やエネルギーとして再資源化する研究 を進めています。宇宙という極限状況における浄水技術の研究は、地上での浄水システムのさらなる品質向上に役立てられています。

 「宇宙オープンラボ」について  

JAXA広報誌「空と宙(そらとそら)No.21」で紹介されました。

sora生活に役立つ「そら」の広報誌に、弊社の逆浸透膜を利用した浄水器「クリスタル・ヴァレー」と、そこから生成された「宇宙の水」が紹介されました。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のホームページでの紹介記事 (クリックすると画像が拡大されます)

PDFでもご覧になれます  

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